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比較・選び方

無料短縮URLサービスから乗り換える方法と移行時の注意点

無料の短縮URLサービスを利用しているものの、「管理できるURLの数が増えてきた」「アクセス解析をもっと活用したい」「別のサービスへ乗り換えたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

Bitly、TinyURL、X.gd、is.gdなど、無料で利用できる短縮URLサービスは、手軽にURLを短くできる便利なツールです。一方、企業や自治体で継続的に利用する場合は、機能や管理体制、サポート、サービスの継続性なども考慮する必要があります。

無料短縮URLサービスからの乗り換えは、単に新しい短縮URLを作り直すだけでは完了しません。 既存URLの引き継ぎ可否、WebサイトやSNSの掲載先、配布済みのQRコードへの影響など、事前に確認すべき事項があります。

この記事では、無料短縮URLサービスから別のサービスへ乗り換えるメリットと具体的な移行手順を解説します。既存URLの扱い方や法人利用での注意点も紹介するため、サービスの見直しを検討している方は参考にしてください。

 2026.10.15
読了時間:約10分

無料短縮URLサービスからの乗り換え方と移行手順・注意点を解説するイメージ

この記事でわかること

  •  乗り換えを検討する理由と、管理面でのメリット
  •  旧短縮URLを引き継げる場合・引き継げない場合
  •  移行前のURL一覧化から掲載先の差し替えまでの5ステップ
  •  QRコード・印刷物・メールの更新時に注意する点
  •  法人・自治体で乗り換え先を選ぶ確認事項

無料短縮URLサービスからの乗り換えを検討する理由

無料短縮URLサービスは、費用をかけずにリンクを短くできるため、個人利用だけでなく、SNS投稿やメール配信など幅広い場面で利用されています。

ただし、利用するURLの数や関係者が増えるにつれて、当初は必要なかった管理機能やサポートが求められることがあります。

無料で利用できる主な短縮URLサービス

短縮URLサービスには、無料プランを提供するものや、無料で基本的なURL短縮機能を利用できるものがあります。

代表的なサービスには、次のようなものがあります。

サービス 概要
Bitly URL短縮、リンク管理、アクセス解析などを提供するサービス
TinyURL URLの短縮や管理機能などを提供するサービス
X.gd 日本語環境で利用できる短縮URLサービス
is.gd シンプルなURL短縮機能を提供するサービス

これらは無料短縮URLサービスの例であり、サービスの優劣や安全性を比較したものではありません。

また、無料で利用できる機能、登録可能なURL数、編集・管理機能、データの出力方法などはサービスごとに異なります。各サービスの仕様や利用条件は変更される場合があるため、最新の公式情報を確認してください。

無料短縮URLサービスの特徴や選び方については、関連記事「無料のURL短縮サービスを比較」でも詳しく紹介しています。

利用規模が大きくなると管理上の課題が生じる

個人で数件のURLを短縮する場合は、URLを作成してコピーするだけでも十分なことがあります。

しかし、企業のマーケティング部門が複数のキャンペーンを運用する場合や、自治体が各部署で短縮URLを発行する場合は、管理すべき情報が増えていきます。

例えば、次のような課題が考えられます。

  • どの部署が短縮URLを発行したのか分からない
  • 同じ転送先に複数の短縮URLが作成されている
  • キャンペーン終了後も古いURLが掲載されている
  • 担当者の異動後にURLの管理方法を引き継げない
  • アクセス状況をまとめて確認するのに手間がかかる

こうした課題は、無料サービスだから必ず発生するというものではありません。管理方法や利用できる機能が、組織の運用規模に合っていないことが主な問題です。

利用するURLが増えた段階で、サービスだけでなく社内の運用ルールも見直すことが重要になります。

サービスの継続利用と障害時の対応を考える

短縮URLは、利用者がリンクをクリックした際に、短縮URLサービスを経由して目的のページへ移動する仕組みです。

そのため、元のWebページが正常でも、短縮URLのドメインやリダイレクト機能に問題が発生すると、短縮URL経由ではアクセスできなくなる場合があります。

このようなリスクは、無料・有料を問わず存在します。有料サービスであれば障害が発生しないというわけではありません。

重要なのは、障害の可能性をゼロと考えるのではなく、次の事項を確認しておくことです。

  • 障害発生時の情報提供方法
  • 問い合わせ窓口とサポート範囲
  • URLや管理データの保管・出力方法
  • ドメインの管理方針
  • 万一の場合の代替手段

企業や自治体が長期間利用するURLでは、料金や機能だけでなく、継続運用のための体制も選定基準になります。

無料短縮URLサービスから乗り換えるメリット

短縮URLサービスを乗り換えることで、管理方法の改善や運用負担の軽減につながる可能性があります。

ただし、すべての有料サービスが同じ機能を提供しているわけではありません。現在抱えている課題を整理し、必要な機能を持つサービスへ移行することが大切です。

短縮URLを一元管理しやすくなる

乗り換えによってURLの管理画面や運用ルールを統一できれば、複数の担当者が利用する場合も管理しやすくなります。

例えば、短縮URLごとに用途や担当部署を記録できるサービスなら、URLを発行した目的を後から確認しやすくなります。

管理情報としては、短縮URL、転送先URL、利用媒体、担当者、利用開始日、終了予定日などが考えられます。

管理対象を整理することで、不要になったURLや、変更が必要なURLを発見しやすくなる点もメリットです。

アクセス解析を活用しやすくなる

短縮URLサービスによっては、クリック数やアクセス日時、利用端末などの情報を確認できます。

例えば、同じキャンペーンページへ誘導する場合でも、メール用とSNS用で異なる短縮URLを発行しておけば、媒体ごとの反応を把握するための情報として活用できます。

ただし、計測できる項目や集計条件にはサービスごとに違いがあります。また、短縮URLのクリック数と、Webサイト側で計測する訪問数は必ずしも一致しません。

アクセス解析機能を比較する際は、表示される数字だけでなく、測定項目、データ保存期間、出力形式などを確認しましょう。

独自ドメインを活用できる場合がある

独自ドメインに対応した短縮URLサービスでは、自社が保有するドメインやブランドに関連するドメインを利用できる場合があります。

例えば、一般的な短縮URLサービスの共通ドメインではなく、自社名を含む短縮ドメインを用いることで、発行元を識別しやすくなります。

また、自社で管理する独自ドメインを使用していれば、将来的なサービス変更時にドメインを継続利用できる可能性があります。

ただし、独自ドメインを使用しているだけで、他の短縮URLサービスへすべてのリンクを自動移行できるわけではありません。

同じURLを継続利用するには、新しいサービスがそのドメインに対応していることや、既存のURLパスと転送先の対応関係を移行できることなどが必要です。

独自ドメインのメリットや導入方法については、関連記事「独自ドメインで短縮URLを作る方法」を参照してください。

乗り換え前に確認したい既存URLの注意点

短縮URLサービスの乗り換えで最も注意したいのは、これまで発行したURLの扱いです。

新しいサービスで短縮URLを作成することと、すでに公開・配布している短縮URLを引き継ぐことは異なります。

既存の短縮URLはそのまま引き継げるとは限らない

例えば、現在利用しているサービスで、次の短縮URLを作成していたとします。

  • 既存の短縮URL:https://short.example/abc123
  • 転送先URL:https://www.example.com/campaign/

別のサービスへ乗り換え、同じキャンペーンページを転送先として登録した場合、新しい短縮URLが発行されます。

  • 新しい短縮URL:https://go.example.com/xyz789
  • 転送先URL:https://www.example.com/campaign/

※いずれも説明用の架空URLです。

この場合、転送先のWebページは同じですが、短縮URL自体は異なります。

既存の短縮URLで使われているドメインを旧サービス側が管理している場合、利用者が新サービスに同じ短縮URLを登録したり、そのドメインの転送設定を自由に変更したりすることは原則としてできません。

既存URLの維持が必要な場合は、旧サービス側に転送先変更や移行支援の仕組みがあるか確認する必要があります。

旧サービスの短縮URLと新サービスで発行する短縮URLの違いと、同じ転送先Webページの関係

共通ドメインと独自ドメインで移行条件が異なる

既存URLを継続利用できるかは、短縮URLのドメインを誰が管理しているかによっても変わります。

比較項目 サービス共通ドメイン 自社管理の独自ドメイン
ドメインの管理者 原則としてサービス提供者 原則として自社
新サービスへのドメイン切り替え 利用者単独では通常不可 対応条件を満たせば可能
既存URLの文字列維持 原則として困難 移行先の仕様などによる
転送設定の移行 提供者の対応が必要 対応表や設定の再構築が必要
移行時の主な確認事項 旧URLの差し替え方法 DNS・SSL・URLパス・転送先

自社管理の独自ドメインでも、DNS設定を変更するだけで移行が完了するわけではありません。

新しいサービスに既存のURLパスを登録できるか、必要な転送設定を再現できるかなど、実務上の確認が必要です。

アクセス解析データは別途確認が必要

旧サービスで蓄積してきたクリック数などの計測データも、必ず引き継げるとは限りません。

新サービスで同じ転送先URLを登録しても、過去のクリック履歴が自動的に統合されるわけではないためです。

移行前には、旧サービスから必要なデータを出力できるか確認しましょう。

CSVなどでデータを保存できる場合は、短縮URL一覧とともに集計データも保存しておくと、過去の実績との比較に役立ちます。

出力機能がない場合は、管理画面で確認できる範囲の集計結果を記録しておく方法もあります。ただし、記録方法や利用条件は各サービスの規約・仕様に従う必要があります。

 注意

短縮URLを作り直しても、過去のアクセス解析データまで自動移行できるとは限りません。 移行前に必要な情報を保存し、旧サービスと新サービスの計測期間を区別して管理してください。

無料短縮URLサービスから乗り換える5つの手順

短縮URLサービスの乗り換えは、既存URLの確認、新サービスの準備、差し替え、動作確認の順に進めると整理しやすくなります。

ここでは、特定のサービスの操作画面に依存しない、基本的な移行手順を紹介します。

短縮URLサービスの乗り換え手順を利用中URLの整理から掲載先差し替えまで5ステップで説明した図解

STEP1. 利用中の短縮URLを一覧化する

最初に、現在使用している短縮URLを洗い出します。

旧サービスの管理画面やデータ出力機能を利用できる場合は、既存URLの一覧を取得しましょう。機能が利用できない場合は、管理しているWebページや配信履歴などから確認します。

一覧には、次の項目を記録しておくと便利です。

管理項目 記録する内容
既存短縮URL 現在利用しているリンク
転送先URL 実際に表示させるWebページ
利用媒体 Webサイト、SNS、メール、印刷物など
担当者・部署 URLを管理する担当
利用状況 利用中、終了予定、利用終了
移行優先度 高・中・低など
新短縮URL 移行後に発行したリンク
更新状況 未対応、差し替え済み、確認済み

短縮URLの数が多い場合は、Excelなどの表計算ソフトで管理すると、重複確認や担当者別の作業整理がしやすくなります。

サービスの管理画面にあるURL数と、実際に公開されているURL数が一致するとは限りません。可能な範囲で掲載先からも確認しましょう。

STEP2. 掲載場所を確認し、移行の優先順位を決める

すべての短縮URLを同時に切り替える必要はありません。

まずは、現在も利用されているURLと、今後も継続して利用する予定のURLを優先します。

例えば、次のように分類できます。

  • 優先度「高」:現在実施中のキャンペーン、重要なお知らせ、顧客向け案内
  • 優先度「中」:継続利用している資料、Webサイト内の案内、定期配信メール
  • 優先度「低」:終了済みキャンペーン、利用されていない旧資料

ただし、過去のURLでも、外部サイトや印刷物などからアクセスされる可能性があります。利用終了と判断する前に、掲載状況や必要性を確認しましょう。

また、掲載場所を自社で修正できるかどうかも重要です。自社サイトは更新できても、配布済みの紙媒体や外部サイト上のリンクは修正できない場合があります。

そのため、利用頻度だけでなく、修正の可否や影響範囲も考慮して優先順位を決めます。

STEP3. 新しい短縮URLサービスを選んで設定する

既存URLと運用上の課題を整理したら、乗り換え先のサービスを選びます。

選定時には、単純な料金比較だけでなく、必要な機能と今後の運用体制を確認することが大切です。

法人利用であれば、複数ユーザーによる管理、アクセス解析、データ出力、独自ドメイン対応などが比較対象になります。

独自ドメインを利用する場合は、ドメインの管理権限やDNS設定なども確認してください。

また、移行対象が多い場合は、一括登録機能の有無が作業負担に影響します。

 ポイント

新サービスを選ぶ前に、移行対象URLの件数、利用媒体、必要な管理機能を整理しておきましょう。 移行作業の規模に合ったサービスを選びやすくなります。

STEP4. 新しい短縮URLを発行して動作確認する

新しいサービスの準備ができたら、一覧化した転送先URLを登録し、短縮URLを発行します。

大量のURLを移行する場合、一括登録機能が利用できれば作業を効率化できることがあります。ただし、登録できる件数やファイル形式、利用できるプランはサービスによって異なります。

発行後は、次の項目を確認してください。

  • 新しい短縮URLが正常に開くこと
  • 正しいWebページへ移動すること
  • URLパラメータが意図どおりに引き継がれること
  • スマートフォンからもアクセスできること
  • 必要なアクセス解析が動作すること

特に、広告やキャンペーンでUTMパラメータを使用している場合は、パラメータの欠落がないか確認しましょう。

最初に少数のURLで試験し、問題がなければ対象を増やす方法が適しています。

STEP5. 掲載先を差し替えて移行状況を確認する

新しい短縮URLの動作確認が完了したら、公開済みの掲載先を差し替えます。

Webサイト、SNSプロフィール、メールテンプレート、電子資料など、自社で編集できる媒体から順次更新すると管理しやすくなります。

差し替えたURLについては、掲載先から実際にクリックして、正しく転送されるか確認しましょう。

更新済みの媒体と未対応の媒体を一覧で管理すると、作業漏れを防ぎやすくなります。

なお、旧サービスが正常に動作していても、すぐにすべての旧URLを削除する必要はありません。利用条件や継続コストを確認し、移行状況に応じて取り扱いを判断します。

 チェックリスト

掲載媒体ごとのURL差し替え方法と注意点

短縮URLの移行では、掲載先によって修正方法が異なります。

特に、後から変更できるデジタル媒体と、変更が難しい印刷物を区別して考えることが大切です。

Webサイト・SNS・メールのURLを変更する

自社で管理するWebサイトに掲載した短縮URLは、該当ページを編集して新しいURLへ差し替えます。

CMSなどで複数ページを管理している場合は、既存の短縮ドメインを検索することで、該当箇所を発見しやすくなる場合があります。

SNSでは、プロフィール欄や固定投稿など、編集できる箇所から更新しましょう。一方、投稿後に本文を編集できないサービスや投稿形式もあるため、必要に応じて新しい投稿で案内します。

メールについても、今後配信するテンプレートや自動配信設定は更新できますが、すでに送信したメール本文のURLを差し替えることは通常できません。

重要な案内の場合は、新しいURLを記載した訂正メールや再案内を検討します。

QRコードは作り直しが必要な場合がある

QRコードには、読み取った際にアクセスするURLが記録されています。

そのため、旧短縮URLを記録したQRコードは、新しい短縮URLを作成しただけでは自動的に変更されません。

例えば、旧短縮URLを使ってチラシのQRコードを作成していた場合、新しい短縮URLへ切り替えるには、通常、新しいQRコードを作成して印刷データなどを差し替える必要があります。

ただし、既存の短縮URLを維持し、その転送先だけを変更できる場合は、同じQRコードを継続利用できることがあります。

重要なのは、QRコードの画像ではなく、その中に記録されているURLをどう扱えるかという点です。

配布済みの印刷物や外部サイトへの対応を考える

チラシ、パンフレット、名刺、ポスターなど、すでに配布した印刷物のURLやQRコードは、後から直接変更できません。

このような媒体では、旧短縮URLが引き続き利用できるかどうかが重要になります。

旧サービス側で転送先を変更できる場合は、既存URLを維持できる可能性があります。一方、旧短縮URL自体が利用できなくなり、そのドメインの設定権限もない場合は、新サービス側だけで復旧させることは通常できません。

その場合は、公式Webサイトで新しい案内先を掲載する、追加のお知らせを配信する、次回の印刷物から新URLへ変更するなどの代替策を検討します。

外部サイトに掲載してもらったリンクについては、掲載元の管理者に変更を依頼する必要があります。

移行時には、「自社で変更できる掲載先」と「自社だけでは変更できない掲載先」を分けて管理しましょう。

乗り換え先の短縮URLサービスを選ぶポイント

乗り換え先を選ぶ際は、現在の課題を解決できるかに加えて、今後も同じ方法で運用を続けられるかを確認します。

管理機能とアクセス解析を確認する

複数の担当者が利用する場合は、短縮URLの作成・編集・削除を誰が行うのか、管理権限を分けられるのかなどが重要です。

管理画面に検索や分類の機能があれば、多数のURLを扱う際の負担軽減につながります。

また、アクセス解析については、必要なデータを確認できるだけでなく、社内レポートに利用しやすい形式で取得できるかも確認しましょう。

確認したい機能には、次のようなものがあります。

  • 短縮URLの一覧管理
  • 複数ユーザーでの利用
  • アクセス数の集計
  • CSVなどによる一括登録・出力
  • 転送先URLの変更
  • URLの有効期限設定

機能の提供有無や利用条件は、各サービスの公式情報で確認する必要があります。

独自ドメインと将来の移行しやすさを確認する

長期間使用する短縮URLでは、将来のサービス変更も想定しておくとよいでしょう。

独自ドメインを利用できるサービスなら、ドメインの管理方針によっては、将来的な移行時の選択肢を広げられる場合があります。

ただし、重要なのは独自ドメインへの対応だけではありません。

既存のURLパスを指定できるか、リンク一覧を出力できるか、契約終了後に必要な情報を取得できるかなども確認しておきたい項目です。

短縮URLの移行を容易にするには、サービス選定とあわせて、自社でURLと転送先の対応表を管理することが有効です。

サポート体制と料金・契約条件を確認する

短縮URLを業務で利用する場合は、トラブル発生時の問い合わせ方法も確認しましょう。

日本語での問い合わせに対応しているか、メールや電話などの窓口があるか、サポート対象がどこまで含まれるかなどは、サービス選定の判断材料になります。

料金については、月額費用だけでなく、初期費用、契約期間、URL発行数、アクセス上限、独自ドメインの利用条件なども確認することが重要です。

また、サービスを解約した場合に既存URLがどうなるか、終了前にデータを出力できるかも、契約前に確認しておきましょう。

無料・有料のどちらが適しているかは、利用規模や目的によって異なります。費用と機能のバランスを踏まえて選定することが大切です。

法人・自治体で短縮URLを移行する際の運用管理

法人や自治体で短縮URLを乗り換える場合は、技術的な作業だけでなく、組織内の役割分担も重要です。

移行後に同じ課題を繰り返さないよう、管理方法を整理しておきましょう。

担当者と移行スケジュールを決める

短縮URLを複数部署で利用している場合は、移行作業の責任者と各部署の担当者を決めます。

例えば、情報システム部門が新サービスの設定を担当し、マーケティング部門が広告やSNSのURLを更新する、といった役割分担が考えられます。

移行スケジュールには、URL一覧の整理、サービス設定、試験運用、掲載先の更新、最終確認などを含めます。

重要なキャンペーンやイベントの直前など、URLの変更による影響が大きい時期は避けることも検討しましょう。

また、複数部署が同時にURLを作成すると、重複や管理漏れが発生する可能性があります。移行期間中に新しい短縮URLを発行する場合のルールも決めておくと安心です。

移行後の運用ルールを整備する

新サービスへの切り替え後は、URLの発行・変更・終了に関する基本ルールを整えます。

例えば、次のような運用が考えられます。

  • 新しい短縮URLを発行する際は用途と担当者を記録する
  • URLの変更や削除は担当者が確認して実施する
  • キャンペーン終了時にURLの継続利用を確認する
  • 担当者の異動時に管理情報を引き継ぐ
  • 定期的に不要なURLやリンク切れを確認する

これらは特定のサービスだけに必要なルールではありません。

短縮URLを組織の情報発信に利用する以上、どのサービスを選んだ場合でも継続的な管理が求められます。

hanacoを利用した短縮URLの管理

hanacoは、企業や自治体での利用を想定した国産の短縮URLサービスです。

短縮URLの作成に加えて、アクセス解析や複数ユーザーでの管理など、継続的な運用を支援する機能を提供しています。

また、プランに応じて独自ドメインを利用でき、CSVによるURLの一括登録にも対応しています。

無料短縮URLサービスから乗り換える際には、新しく発行する短縮URLをhanacoで管理するという選択肢もあります。

ただし、他社の共通ドメインで作成された既存の短縮URLを、そのままhanacoへ移管できるという意味ではありません。移行対象の件数や既存URLの扱いを確認したうえで、必要な作業を整理することが重要です。

具体的な機能やプランについては、hanacoの公式サイトで確認できます。

よくある質問

Q

無料短縮URLサービスから有料サービスへ乗り換えることはできますか?

A

はい。新しいサービスで転送先URLを登録し、短縮URLを作成することで乗り換えられます。ただし、旧サービスで発行したURLをそのまま引き継げるとは限りません。掲載済みのURLについては、必要に応じて差し替える必要があります。

Q

BitlyやTinyURLなどで作った短縮URLをそのまま使えますか?

A

サービス共通ドメインで発行した短縮URLは、別サービスへそのまま移せないのが一般的です。独自ドメインを利用している場合は、ドメインの管理権限や移行先の対応状況によって継続利用できる可能性があります。

Q

乗り換えると古い短縮URLは使えなくなりますか?

A

新サービスへ乗り換えただけで、旧サービスのURLが必ず無効になるわけではありません。旧サービスの提供状況や契約条件によって異なります。解約前に、既存URLの利用可否を確認してください。

Q

短縮URLを大量に移行することはできますか?

A

新しい短縮URLを一括発行できるサービスであれば、大量のURLの再登録を効率化できる場合があります。ただし、旧URLそのものの引き継ぎとは異なります。CSVなどによる登録方法や件数制限を事前に確認しましょう。

Q

以前のアクセス解析データも移行できますか?

A

必ずしも移行できません。旧サービスからデータを出力できる場合でも、新サービスの管理画面へ取り込めるとは限りません。必要な集計結果は、移行前に保存しておくことをおすすめします。

Q

すでに印刷したQRコードはそのまま使えますか?

A

QRコードに記録されている既存短縮URLが引き続き利用できる場合は、継続利用できることがあります。既存URLを維持できない場合は、新しい短縮URLを記録したQRコードへの差し替えが必要です。

Q

無料の短縮URLサービスは法人利用に向いていませんか?

A

必ずしもそうではありません。利用規模が小さく、必要な機能を満たしていれば無料サービスでも対応できる場合があります。一方、複数担当者による管理やサポート、独自ドメインなどが必要な場合は、有料サービスも含めて比較するとよいでしょう。

Q

短縮URLサービスを乗り換える際、最初に何をすればよいですか?

A

現在利用している短縮URLを一覧化し、それぞれの転送先URLと掲載場所を確認することから始めましょう。特に、配布済みの印刷物や外部サイトなど、自社で変更しにくい掲載先を早めに把握しておくことが重要です。

まとめ

無料短縮URLサービスからの乗り換えでは、新しいサービスを選ぶだけでなく、既存URLの扱いと掲載先への影響を確認することが重要です。

Bitly、TinyURL、X.gd、is.gdなど、利用しているサービスが異なっていても、基本的な移行手順は共通しています。

まず、既存の短縮URLと転送先を一覧化し、利用状況や掲載場所を整理しましょう。そのうえで、新しい短縮URLを作成し、動作を確認してから順次差し替えます。

特に注意したいのは、旧サービスの共通ドメインを利用した短縮URLを、そのまま新しいサービスへ引き継ぐことは通常できないという点です。

配布済みのQRコードや印刷物など、変更が難しい媒体がある場合は、旧URLの継続利用可否を優先して確認する必要があります。

短縮URLサービスを見直す機会に、管理方法や運用体制もあわせて整理することで、今後の情報発信をより管理しやすい形へ改善できます。

無料・有料の違いだけで判断せず、必要な機能、移行条件、サポート体制などを比較し、自社の用途に合ったサービスを選びましょう。

この記事について

本記事は、法人向け短縮URLサービス「hanaco」の企画・開発・運営に携わるメンバーが実務経験をもとに制作しています。

公開前には内容確認・編集・校正を実施し、公開後も制度改正や仕様変更に応じて定期的に更新しています。

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