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UTMパラメータとは?付け方・GA4での計測方法と長いURLを短縮する方法

広告やSNS、メールマガジンからWebサイトへ誘導するとき、「どの媒体からアクセスがあったのか」「どのキャンペーンが問い合わせにつながったのか」を把握したいと考える担当者は多いでしょう。

UTMパラメータは、流入元・媒体・キャンペーン名などをURLに付けて、Google アナリティクス 4(GA4)で確認できるようにする仕組みです。専門的なプログラミングをしなくても設定できますが、項目の選び方や表記ルールを誤るとデータが分散し、正しく比較しにくくなります。

この記事では、UTMパラメータの基本、付け方、GA4での確認手順を順番に解説します。さらに、長いUTM付きURLを短縮URLとして共有する方法と、法人・自治体が継続的に運用する際の注意点を紹介します。

 2026.11.05 
読了時間:約10分

UTMパラメータの付け方・計測方法と長いURLの短縮を示すイメージ

この記事でわかること

  •  UTMパラメータの役割と主な種類
  •  UTM付きURLを作成する具体的な手順
  •  GA4で媒体別・キャンペーン別の流入を確認する方法
  •  長いURLを短縮し、計測を維持するための確認事項
  •  複数担当者でのUTM・短縮URLの管理方法

UTMパラメータとは?基本の仕組みと役割

UTMパラメータは、Webサイトのリンクに付けて流入元や施策を識別する情報です。GA4などでその値を受け取ることで分析に利用できます。

UTMパラメータの意味と仕組み

UTMは「Urchin Tracking Module」に由来する名称です。utm_sourceなどの決められた名前と、担当者が指定する値を組み合わせて使用します。

https://example.com/campaign/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=autumn2026

?以降がパラメータ部分です。この例では「newsletterという配信元から、emailという媒体で、autumn2026というキャンペーンへアクセスした」ことを識別できます。UTMを設定してもページの表示内容を変更する必要はありません。GA4が導入され、アクセス時に必要な情報を取得できれば、流入元などの分析に活用できます。

UTMパラメータを設定する目的と活用場面

UTMを使う主な目的は、同じページへアクセスした人を、どの施策から誘導したかで分けて把握することです。例えば、新商品紹介ページをSNS投稿とメルマガの両方で案内する場合、掲載先ごとに異なるUTMを付ければ、GA4で流入の傾向を比較できます。

代表的な活用場面は、次のとおりです。

  • SNSの投稿やプロフィールからWebサイトへ誘導するとき
  • メールマガジンや案内メールから資料ページへ誘導するとき
  • イベント・展示会の案内資料やQRコードから誘導するとき

ただし、UTMだけで「誰が」リンクを開いたかを特定できるわけではありません。個人単位の追跡ではなく、施策ごとの流入を整理するための設定と考えましょう。基礎知識は短縮URLガイドにもまとめています。

通常のURLパラメータとの関係

URLパラメータは、URLの?以降に追加する情報の総称です。検索条件の指定、表示内容の切り替え、アクセス計測など、用途はさまざまです。UTMパラメータはそのうち、マーケティング施策の識別に使う名称が定められたものです。

 用語解説

UTMはURLに付ける識別情報であり、GA4はその情報などを受け取ってアクセス状況を分析するツールです。UTMを付けただけで計測環境が完成するわけではありません。

UTMパラメータの種類と意味

UTMパラメータには複数の種類がありますが、最初に押さえたいのはutm_source、utm_medium、utm_campaignの3項目です。Googleの公式ガイドでも、この3項目を一緒に設定することが示されています。

utm_source:流入元を識別する

utm_sourceは、アクセスが発生した参照元や配信元を表します。値は運用する組織が定めます。例えばnewsletter、instagram、partner_siteなどです。SNSを複数運用する場合は、SNSごとに別の値を用いると比較しやすくなります。

utm_medium:流入媒体を識別する

utm_mediumは、メール、SNS、有料広告などの媒体・マーケティング手法を区別する項目です。例えばメールではemail、SNS投稿ではsocial、有料広告では運用方針に応じた値を使います。GA4のチャネル分類への影響もあるため、単に自由な名称を付けるのではなく、既存の命名規則と整合させることが重要です。

utm_campaign:キャンペーンを識別する

utm_campaignには、どのキャンペーンや施策であるかを示す値を指定します。autumn2026、product_launch、event_signupなど、担当者が見ても意味の分かる名前がおすすめです。同じキャンペーンを複数媒体で展開する場合は、同じutm_campaignの値を使うとキャンペーン全体の傾向を確認しやすくなります。

utm_content・utm_termなどの追加項目

utm_contentは同じ媒体・キャンペーン内で、どのリンクや広告表現が使われたかを区別する場合に便利です。例えば同じメール本文にある上部ボタンと文末リンクをheader_button、footer_linkで分けられます。utm_termは主に検索広告のキーワードを識別する項目です。

パラメータ 主な役割 設定値の例
utm_source 流入元・配信元 newsletter
utm_medium 媒体・手法 email
utm_campaign キャンペーン名 autumn2026
utm_content リンク位置・広告表現 header_button
utm_term 主に検索広告のキーワード keyword_a
utm_id キャンペーンID campaign_01

UTMパラメータの付け方を3ステップで解説

UTM付きURLは、リンク先と識別項目を決め、URLへ追加して作成します。まず基本3項目から始めましょう。

リンク先URLと計測したい情報を整理する

最初に、アクセスしてほしいページのURLを確認します。次に、どの媒体からの流入を比較したいのかを決めます。例えば同じ告知ページをメルマガとSNSで紹介するなら、キャンペーン名は共通にし、配信元と媒体を区別します。

作成前に決めたい項目は次の4つです。

  • 遷移先:どのWebページを案内するか
  • 流入元:newsletter、instagramなど何を区別するか
  • 媒体:email、socialなどどの分類にするか
  • 施策名:複数媒体で共通利用するキャンペーン名は何か

担当者によって値が変わらないよう、命名例を管理表に残すことをおすすめします。メールでの短縮URL活用やSNSでの短縮URL活用でも媒体別のリンク管理を紹介しています。

UTMパラメータをURLに追加する

リンク先がhttps://example.com/campaign/なら、最初のパラメータの前に?を置き、2つ目以降は&でつなぎます。名称と値の間には=を使います。

https://example.com/campaign/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=autumn2026

すでにhttps://example.com/campaign/?id=123のように別のパラメータがある場合は、もう一度?を追加せず、&utm_source=...と続けます。日本語や空白、記号を値に使う場合はURLエンコードが必要になるため、値はできるだけ英数字と区切り記号に統一すると扱いやすくなります。

 ポイント

基本3項目を同時に設定し、発行前にURLの?、&、=と綴りを確認しましょう。UTMの値は大文字・小文字が区別されるため、表記を統一してください。

URL生成ツールを活用して設定を確認する

手入力が不安な場合は、Googleが案内するキャンペーンURL生成ツールを使う方法があります。リンク先URL、参照元、メディア、キャンペーン名などを入力し、生成されたURLを確認します。

完成後はURLを開き、遷移先とUTMの値を確認します。GA4への記録まで確認して初めて計測テストが完了します。

GA4でUTMパラメータを計測・確認する方法

UTMの値をGA4で確認するには、対象サイトでGA4のタグが正常に動作している必要があります。

UTM付きURLの作成からメール・SNSでの配布、Webアクセス、GA4での流入確認までの流れ

GA4の計測環境と事前確認

まず対象サイトにGA4のタグが適切に設置されているか、計測対象のWebデータストリームが設定されているかを確認します。

テストでは、URLが正常に開くことに加え、ページ移動やリダイレクトの途中でUTMが失われていないかも調べます。ブラウザの同意設定、広告ブロック、タグの読み込み状態などによっては、アクセスがあってもGA4に記録されない場合があります。

トラフィック獲得レポートで流入元を確認する

GA4では、左側の「レポート」から「集客」→「トラフィック獲得」を開くと、セッションの流入元を確認できます。表のディメンションを「セッションの参照元/メディア」などに切り替えることで、媒体別の流入を比較できます。

例として、メルマガ用リンクにutm_source=newsletter、utm_medium=emailを設定した場合、適切に計測されれば、その組み合わせを分析に利用できます。

キャンペーン別のセッションや成果を確認する

より直接的に手動設定したUTMを調べるには、「集客」の概要画面から「手動で作成したキャンペーンを表示」に進む方法があります。Google公式ヘルプでは「手動キャンペーンのレポート」として案内されています。

例えば、同じautumn2026キャンペーンについて、メールとSNSのセッションを比較し、サイト内で設定したキーイベントとの関係を見ます。ただし、問い合わせや資料請求が自動的に集計されるわけではありません。あらかじめ目的に合うイベントの計測設定が必要です。詳細な指標の考え方は短縮URLのアクセス解析も参考になります。

UTMパラメータで長くなったURLを短縮する方法

UTM付きURLは項目名と値の分だけ長くなります。メールや印刷物で直接表示する場合は、短縮URLが選択肢になります。

UTMパラメータを追加するとURLが長くなる理由

UTMは、utm_source=...のような名前と値を複数つなげる仕組みです。基本3項目だけでも一定の文字数が増え、さらにコンテンツやキーワードなどを追加すると長くなります。

長いURLでもGA4で計測できる場合はありますが、転記ミスや視認性の問題が起こりやすくなります。HTMLメールのボタンなどでURLを直接表示しない場合、短縮は必須ではありません。

UTM付きURLを短縮URLにする手順

短縮URLサービスを利用する場合は、次の順序で進めます。

  • STEP.1 UTM付きの完全な遷移先URLを作成し、動作を確認する。
  • STEP.2 そのURLを短縮URLサービスへ登録し、短縮URLを発行する。
  • STEP.3 発行した短縮URLを開き、正しいUTM付きURLへ転送されるかを確認する。
  • STEP.4 確認済みの短縮URLをメール・SNS・チラシなどへ掲載する。

例えば、先ほど作成したUTM付きURLを短縮サービスへ登録し、https://example.com/ab12cdのように短く表示するイメージです。

短縮URLとQRコードを組み合わせる運用は、イベントで短縮URLを活用する方法で詳しく紹介しています。

短縮後もUTMパラメータが正しく引き継がれるか確認する

短縮URLは通常、アクセスを受けると登録済みの遷移先へリダイレクトします。UTMを計測に使う場合は、登録した最終URLに必要なパラメータが含まれ、実際の転送後にも残っていることが重要です。

確認時は短縮URLを開き、最終ページのアドレス欄にUTMが残るか、GA4に意図した参照元・キャンペーンが記録されるかをテストします。URLによってはページの表示後にアドレスが書き換わる場合もあるため、画面表示だけで判断しないことが大切です。

 注意

短縮URLを作成しただけでUTM計測が保証されるわけではありません。公開前に「登録した遷移先」「リダイレクト後のURL」「GA4の計測結果」の3段階を確認してください。

UTMパラメータの設定で注意したいポイント

UTMの命名やリンク管理にばらつきがあると、集計結果を比較しにくくなります。

大文字・小文字や命名ルールの違いを防ぐ

GA4ではUTMの値において大文字・小文字が区別されるため、Newsletterとnewsletterは異なる値として扱われます。キャンペーン名でもautumn_saleとautumn-saleを混在させると集計先が分かれる場合があります。

例えば「sourceは配信元名、mediumは社内で決めた媒体区分、campaignは年度と施策名」というルールに統一します。

URLの記述ミスや既存パラメータとの重複を防ぐ

パラメータ名の綴りを間違えたり、すでに?が含まれるURLへ別の?を追加したりすると、意図した値が取得されないことがあります。また、同じ名前のUTMを重複して付けた場合、計測結果が期待どおりにならない可能性があります。

UTMの値はリンクを受け取った人のブラウザにも表示され、転送や共有で広まる可能性があります。個人を識別する情報や秘密情報をUTMに含めず、キャンペーン識別のための一般的な値だけを設定してください。

自動タグ設定やサイト内リンクでの取り扱いに注意する

Google広告には、広告クリックを識別するための自動タグ設定があります。Googleは自動タグ設定の利用を推奨しており、手動UTMと併用した際には一部の流入元・媒体のディメンションで自動タグ設定の値が優先されます。

UTMは基本的に外部からの流入識別に使います。GA4ではセッション途中に新たなUTMを検出してもセッションは再開始されませんが、イベントの計測情報に関わるため、サイト内リンクに安易に追加しないことをおすすめします。

法人・自治体がUTMパラメータを運用するポイント

法人・自治体では、複数部署が同じサイトへ誘導する機会があります。担当者ごとにUTMや短縮URLを作成すると、同じ媒体に複数の名前が使われたり、どのリンクが現役か分からなくなったりします。

媒体・キャンペーンごとの命名ルールを統一する

最初に、誰が作っても同じ値になるよう、UTMの命名規則を決めます。社内で使うutm_mediumの一覧や、年度を含むutm_campaignの付け方をまとめ、キャンペーン開始前に関係者へ共有します。

UTM付きURLと短縮URLを一覧管理する

管理表には、元URL、UTM付きURL、短縮URL、使用媒体、キャンペーン名、担当部署、公開期間、作成日、最終確認日などを記録します。短縮URLサービスに管理ラベルやチーム向けの機能がある場合は、管理表と対応する名称を使うと検索しやすくなります。

配布済みの短縮URLの遷移先を変更できるサービスもありますが、変更後はUTMの値が意図どおりか再確認してください。既存のリンクの行き先だけを変えると、過去と現在の計測データの意味が変わる場合があります。紙媒体へ掲載する場合の管理例は展示会で短縮URLを活用する方法やIR資料で短縮URLを活用する方法が参考になります。

 チェックリスト

GA4の計測結果と短縮URLのクリック数を使い分ける

UTM付きURLとGA4は「サイトへ来たアクセスの流入元とその後の行動」を把握するために使います。一方、アクセス解析機能を備えた短縮URLサービスでは「その短縮URLへアクセスがあった回数」などを確認できます。

例えば同じ利用者による複数クリックや自動アクセスが短縮URL側に含まれる一方、GA4側では同意設定、タグの動作、セッションの判定などの影響を受けます。

比較項目 UTMパラメータ+GA4 短縮URLのクリック計測
主な目的 流入元・キャンペーン別の分析 短縮URL単位の反応把握
主な指標 セッション、キーイベントなど クリック数、期間別アクセス数など
確認場所 GA4のレポート 短縮URLサービスの管理画面等
主な注意点 タグや同意設定などで計測に差が出る 重複クリック・自動アクセスが含まれる場合がある
適した判断 流入後に何が起きたか どのリンクに反応が集まったか

よくある質問

Q

UTMパラメータとは何の略ですか?

A

UTMは「Urchin Tracking Module」に由来します。広告やメールなどのリンクに流入元・キャンペーンを識別する情報を追加し、GA4などで施策別のアクセスを比較するために使います。

Q

UTMパラメータにはどのような種類がありますか?

A

基本となるのはutm_source、utm_medium、utm_campaignです。リンクの位置を区別するutm_contentや、検索広告のキーワードを表すutm_term、キャンペーンIDのutm_idなどもあります。

Q

UTMパラメータはすべて設定する必要がありますか?

A

すべてを使う必要はありません。基本となる3項目を一緒に設定し、追加の分析が必要な場合だけutm_contentなどを使う方法がおすすめです。情報が欠けるとGA4で意図した分類ができない場合があります。

Q

UTMパラメータは無料で使用できますか?

A

URLへのUTMパラメータの追加自体に利用料金は必要ありません。ただし、データを確認するにはGA4などの計測環境が必要です。利用するアクセス解析ツールや短縮URLサービスの料金・利用条件は別に確認してください。

Q

GA4でUTMパラメータの計測結果を確認するには?

A

GA4の「トラフィック獲得」レポートでセッションの参照元・メディアを確認できます。キャンペーン名は「手動キャンペーン」のレポートでも確認できます。事前に計測タグが正しく動くか確認してください。

Q

UTMパラメータ付きURLを短縮しても計測できますか?

A

短縮後のリダイレクト先へUTM付きURLが正しく引き継がれ、GA4が計測できれば分析に利用できます。ただし、短縮や別のリダイレクトでパラメータが失われることもあるため、配信前に転送先と計測結果を確認してください。

Q

Google広告の自動タグ設定とUTMパラメータは併用できますか?

A

併用自体は可能ですが、GA4では一部の流入元・メディア等に自動タグ設定の値が優先されます。Google広告では自動タグ設定が推奨されているため、手動UTMを追加する前に広告側の設定を確認しましょう。

Q

UTMパラメータによるセッション数と短縮URLのクリック数は同じですか?

A

同じではありません。短縮URLはリンクへのアクセスを、GA4はサイト側で成立したセッションなどを異なる方法で記録します。重複クリック、自動アクセス、同意設定やタグの状態などにより差が生じます。

まとめ

UTMパラメータは、広告、SNS、メール、イベントなどのリンクに付けて、流入元やキャンペーンを識別するための情報です。GA4と組み合わせれば、複数の媒体で同じWebページを案内した場合でも、どの施策からアクセスがあったかを把握しやすくなります。

設定時は、リンク先URLを確認してから、媒体ごとに適切な値を付けます。?と&の使い分けや綴りを確認し、できればURL生成ツールを利用して入力ミスを減らしましょう。

UTMを追加するとURLは長くなりますが、メールや印刷物で見やすく示したい場合には、短縮URLを活用できます。ただし、短縮URLを使用するだけで計測が保証されるわけではありません。

法人・自治体で継続して運用するなら、命名規則とURLの管理台帳を整え、担当部署が変わっても同じ基準でリンクを発行できるようにすることが大切です。短縮URLのクリック数とGA4のセッション数は異なる指標として扱い、流入後の成果まで含めて評価しましょう。

まずは小規模な告知施策で基本3項目のUTMを設定し、GA4での確認まで試してみるとよいでしょう。URLを直接掲載する媒体で長さや管理が課題になる場合は、短縮URLサービスの利用条件、計測機能、リンク先変更時の扱いなども確認し、自社の運用に合う方法を選んでください。

この記事について

本記事は、法人向け短縮URLサービス「hanaco」の企画・開発・運営に携わるメンバーが実務経験をもとに制作しています。

公開前には内容確認・編集・校正を実施し、公開後も制度改正や仕様変更に応じて定期的に更新しています。

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